車検が切れたバイクは買い取ってもらえるのか?

考えている人

車検手続きが必要になるバイクの種類

四輪自動車の場合、排気量に関わらず必ず2~3年に一度車検を行わなくてはいけませんが、バイクの場合排気量により必要かどうかが変わってきます。

車検が義務付けられているバイクは251cc以上の排気量のモデルで、車検を通さずに公道を走行することは重大な道交法違反行為となります。

意図的に車検をしなかったという場合だけでなく、うっかりしていて車検期間を過ぎてしまっていたという時も同様ですので251cc以上のバイクを所有している人はきちんと有効期間を調べて早めに予約をしておくようにしましょう。

車検をする時には同時に重量税、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料、印紙代が必要になります。

この3つを合わせて「法定費用」と言いますが、さらにそれに加えて中古バイクを初めて車検に通す時にはリサイクル料が必要になります。

業者に依頼をする場合は法定費用に加えて車検代行料が必要になってきますので、2年に一度忘れずに金額を用意しておくようにしましょう。

車検を通していないバイクでも買取は可能

251cc以上のバイクを所有者として登録をしている人は上記で説明をした車検をする義務がありますが、仮に有効期間を超過してしまっていてもそのバイクを使用して公道を走行しなければ違反ということにはなりません。

しかしながら車検を通さず長期間メンテナンスをしていないバイクは、売却をするときの査定に影響をするのではないかという懸念もあります。

結論から言うと、車検を通していないバイクであっても買い取りを依頼する時に全く問題はありません。
もっというと、買い取り時に車検期間がないバイクであってもそれ以外のバイクと買取価格に差がつけられるということもほとんどないと言ってよいでしょう。

というのも買い取りをされたバイクは、法定期間があとどれくらい残っているかに関わらず必ず買取業者が車検を通してから売却をするのが通例だからです。

バイクの場合よほどの人気車種でもない限り、売却に出してもすぐに買い手がつくということはあまりありません。

車検の有効期限があっても販売までに時間がかかれば結局最初から切れているのと同じような状態になるので、買い手が決まった時点で車検を行うのが一般的です。

バイク売却時の注意点

逆に言うと、車検の残り期間が少ないバイクを売却しようとするときに、査定額を上げようとして車検を通すのは全くの無駄ということになります。

売却直前に自分で行った車検分については買取業者は保障をしてくれるわけではありませんので、もし車検切れギリギリの時期に売却をしようと思っているならそのままの状態でまず査定を受けてみましょう。

車検の残りはほぼ2年残っている場合には若干査定額がアップすることもありますが、それも自分で支払う車検費用に比べれば微々たるものです。