マフラー交換で得られるメリットと理由
バイクに乗っていると自分だけの愛車にカスタムをしたくなります。
カスタムバイクでも特に人気が高いのがマフラー交換で、見た目を大きく変えることができるだけでなく性能面にも変化を与えることができます。
バイクのマフラー交換で得られるメリットは大きく「デザイン変更」と「走行性向上」がありますが、どういったマフラーを選ぶかにより実際に得られる効果は大きく違ってきます。
マフラー交換といえば、一昔前の暴走族カスタムを思い浮かべる人もいるかもしれません。
いわゆる暴走族的なマフラーカスタムでは、性能面は度外視してとにかくルックスを良くするということが目的になっているため奇抜な形状をしているものが多く選ばれます。
極端なものになるとバイクマフラーがなぜか垂直に立ち上げられていたり、バグパイプのように何本も太いものがつけられたりしています。
こうしたものは当然車検を通すことができない違法なものですので、取締を受けると15日以内に指摘された部分を適正に修繕しなくてはならなくなります。
バイクのマフラーの場合、排気音に騒音規制が定められていることから、84db~94dbの範囲にないマフラーは違法改造車として取締の対象になります。
バイクカスタムをするときにマフラーを交換することにより騒音が基準値以上になってしまうと、路上取締や通報を受けての取締の対象となりますのでまずはその点は十分に注意をする必要があります。
自分でマフラー交換をした時など、正しく搭載できていないと異音が聞こえるようになったり著しく走行性能が落ちてしまったりすることもありますので、もし運転してみて異常を感じたら速やかに純正品に戻すかプロの整備士の人に見てもらうようにしましょう。
反対に見た目よりもむしろ性能アップを期待して交換するという人も多くいます。
マフラー交換をすることにより排気性能が高まると同時に吸気効率も向上しますので燃費がよくなり、走行性のが向上します。
一般的に純正品として販売されている車種のマフラーは低回転~中回転までの低めのトルクに適した性能で調整されているので、それを中回転~高回転に適したものに交換することで高速運転時に加速がよくなります。
マフラーの選び方
カスタム用のマフラーとしては、チタン製やステンレス製、カーボン製などかなり多くのものが販売されています。
見た目重視の場合はそれぞれ好みで選べばよいですが、性能面を高めるために交換をする場合はマフラーパイプだけでなくフルエキゾースト全体を交換した方がより安定的な走行が期待できます。
フルエキゾーストの場合エンジンの排気口からまるごと交換することになりますので、自分で調整をするのは難しく、できるだけきちんとした整備工場に依頼するようにしましょう。