パーツ交換後も純正パーツは残しておく

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カスタムをしても純正パーツを残しておく理由とは?

バイクを自分好みのデザインや走行性能にするために、純正パーツの代わりに社外品を着けることはよくあります。
カスタムはやってみるととても楽しく、バイクに乗る楽しみとは別の良さを感じられるものです。
そのため、これからカスタムにも手を出してみたいという人もいることでしょう。
その際に覚えておきたいのが、カスタムパーツを取り付けた後の純正パーツの扱いです。

小さいパーツであれば良いのですが、カウルなどの大きなものだと保管場所にも困るものです。
そのため、捨ててしまった方が良いと思うかもしれませんが、純正パーツはきちんと保管しておくべきです。
というのも、車検に出す際にカスタムパーツだと車検に通らないことがあるからです。

もちろん、パーツが車検対応のものであれば大丈夫なのですが、大きさや形状から車検不可というものもあります。
また、明らかに保安基準に合っていないパーツだと、警察によって取り締まりを受けることもあります。
こうした事態に陥らないためにも、純正パーツを取っておき車検前などに交換できるようにしておくのです。

また、バイクを売る際にも純正パーツがあった方がいいです。
非常によくできたカスタムやレアなパーツを使っているなど、カスタム車の方が高く売れるケースもありますが、基本的にはカスタムがあると査定が下がってしまう傾向にあります。
場合によっては、カスタムのせいで値を付けられないと言われてしまうこともあります。

しかし、カスタマイズしているとしても純正パーツがあれば問題なく査定可能ですし、純正パーツが付いているという条件で値段を出してくれます。
こうしたことから、純正パーツは保管しておいた方が良いのです。

純正パーツの保管方法

純正パーツの保管は、どのパーツかを見てすぐ分かるように整理することが大事です。
マフラーやハンドルなどの大きくて形状が分かりやすいものはそのままでも問題ありませんが、小さなパーツはなんの部品だったか分からなくなることがあります。
また、どこにしまったか忘れてしまうこともあるでしょう。
そのため、吸排気系や足回り系、ブレーキ類、外装品などの部類でパーツをまとめて保管するのがベストです。

そして、金属パーツはそのままだと水分などによって錆が来てしまうことがあります。
湿気のないところに保管するよう心がけると共に、必要に応じてオイルを付けておくこともできるでしょう。
また、保管する前に汚れを取り除いておくことも大事で、その汚れが基となって腐食が進んでしまうこともあるからです。
それぞれのパーツを固定していたネジ類も一緒に保管しておくと、いざ再び取り付ける時に慌てずに済むでしょう。