絶景スポット目白押しの磐梯吾妻スカイライン

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磐梯吾妻スカイラインの概要と特徴

磐梯吾妻スカイラインは福島県福島市にあるルートで、全体が山岳地帯にまたがる道路です。
平均標高は1,350メートル、一番高いところで1,622メートルありますので、山沿いを気持ちよく走っていきたいと思っているのであれば最高のツーリングができるでしょう。
全長はおよそ29kmありますので、長過ぎず短過ぎず適度にツーリングを楽しめる距離となっているのもうれしいところです。

この磐梯吾妻スカイラインは「日本の道100選」にも選ばれている道路で、日本の他のところではなかなか見られない規模の山岳道路として紹介されています。
冬季は走れませんが、春から秋にかけてはどの季節に行っても絶景が楽しめるルートとなっています。

この磐梯吾妻スカイラインへは、東北自動車から行く場合には福島西インターチェンジから降りると1時間ほど、福島飯坂インターチェンジからでも1時間くらいです。
東北中央道からアクセスする場合には、福島大笹生インターチェンジで降りて45分くらいでしょう。
注意点としては、標高の高いところですので、真冬に入らなくても凍結や積雪のために通行規制が敷かれることがあることです。
特にバイクツーリングの場合は、危険を避けるためにも早めの時期に計画した方が良いでしょう。

また、ルート上には活火山がありますし、硫黄平橋あたりでは火山ガスが噴出しています。
そのため、噴火危険度が高まったりガス濃度が高くなったりすると注意情報が出され、場合によっては規制がかかることもあります。
せっかく行っても走れなかったということがないように、事前に情報をチェックしていきましょう。

磐梯吾妻スカイラインの見どころ

磐梯吾妻スカイラインは、ルート上のどこを走ってもきれいな山々が見られるのですが、特に絶景ポイントと言えるところがあります。
まず、つばくろ谷にかかる不動沢橋で、この橋は谷底から80メートルの高さにあり、しかもそもそもの標高も高いので雲海と地上の景色を下にながめることができます。
曇っていても幻想的な景色が見られますし、晴れていたら空と地上、そして橋と谷の見事なコントラストを見られます。
この不動沢橋の袂には駐車場がありますので、そこにバイクを停めてゆっくりと景色を楽しめます。

もう一つの見どころは、「天狗の庭」と呼ばれるエリアです。
このあたりの岩を天狗が飛び跳ねて遊んでいたという逸話が残る場所で、雄大な自然の中に身を置けるのが魅力です。
特に紅葉の時期はまさに絶景といったところで、赤を基調とした美しい紅葉、バックにやはり赤く見える活火山を眺めることができます。
標高の高いところならではの独特の景色となっていますので、ここまで来たかいがあると感じられるでしょう。