ニンジャの歴史
ニンジャ250のルーツは、ZZ-R250にあります。
1990年に初登場の車種でしたが、2気筒エンジンを搭載しており、14000回転で40馬力を叩きだすほどのパワーで、低中速域でもかなりのレスポンスの良さを見せていました。
ZZ-R250は、ツーリングからスポーツライディングまで余裕でこなせるマシンで、このエンジンを使用して名称変更されたのがニンジャ250であり、2008年に初お目見えされた訳です。
エンジンはZZR250系ですが新たにエンジン設計がなされたマシンで、直打式DOHC4バルブヘッドの並列2気筒というタイプでした。
マフラーの特徴としては、集合部とサイレンサーにハニカムキャタライザーを二重装備する事によって、排ガス規制に適合させるという手法を取っていますので、吹き抜けが良く低速から中速、そして高速までがスムーズに伸びるという特徴を持っていました。
スタイリングやフォルムは、シャープで斬新なデザインが用いられており、かなりの人気車と言えるでしょう。
ニンジャ250のフォルム
2008年に登場したニンジャ250は、2013年にモデルチェンジしており、その人気も上々でしたが、その2年後の2015年に新たなる姿でマイナーチェンジを迎えたのでした。
特にビッグプライスになったのは、「アシスト&スリッパークラッチ」が全車に採用された事で、スリッパークラッチとはエンジンブレーキがかかり過ぎないように、安全にアシストしてくれるシステムの事です。
エンジンブレーキはトルクに依存しており、スピードが出たまま低速ギアにすると、ロックする危険があり、これを回避する安全システムなのです。
参考はこちら→http://news.mynavi.jp/news/2012/12/03/160/
今回のマイナーチェンジで、これまで定評のあったフォルムも、さらに磨きがかかり、250㏄とは思えないほどこれまで以上に、重量感のある外観になっています。
ルックスだけなら、400㏄クラスにも引けをとる事はないでしょう。
デザインには昔から定評のあるカワサキですが、これまでの250㏄バイクの根底を揺るがす様な、非常にシャープな鋭さを持った仕上がりになっています。
ニンジャ250の乗り心地
2015年にマイナーチェンジされたニンジャ250ですが、主な変更点はカラーリングとアシスト&スリッパークラッチですが、ニンジャ250の足廻りやサスペンションの動きは非常にスムーズで、快適な乗り心地を提供してくれる事でしょう。
柔軟なサスペンションは、女性にも乗りやすく安定したグリップ感は、長距離を走行する時にはかなり楽な乗り心地を提供してくれます。
ニンジャ250の特徴は、並列2気筒エンジンという事もあり、吹け上がりがとても軽く感じる事です。
低中速のトルクはしっかりとしたパワーが感じられます。
また、クルージング時においても、高速ギヤのままでもストレスの無い走行が出来ますし、ある意味初心者向けのバイクと言えます。
こうした事からも、女性やビギナー受けがいいのかもしれません。
長距離のツーリングなどでは、加速のたびに無理なストレスを感じますし、遅れないように気を付けなければなりませんが、ニンジャ250の乗り心地と安定性は、スムーズな走りを約束してくれるでしょう。