ブレーキパットの交換方法とは?

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細かくチェックしておきたいブレーキパッドの厚み

ブレーキはバイクの安全性に直結する非常に重要なパーツです。
バイク・メンテナンスの基本項目にも加わっており、毎日の乗車の前にチェックをしておきたい箇所です。

バイクのブレーキはフロントとリアの二箇所にあり、それぞれ異なる方式となっています。

ブレーキパットが搭載されているのはフロント部分で、ハンドルにあるレバーを握ることで、タイヤ中心のディスクを締め付けてスピードを減少させます。

ブレーキパッドはこのディスク部分に接触をして金具を締め付ける役割をするので、繰り返し使用していくことで少しずつ摩耗をしてしまうものです。

摩耗したブレーキパッドではブレーキ性能が著しく落ちることになってしまいますので、定期的に厚みをチェックして交換していくことが必要になります。

ディスクブレーキの交換目安としては、5,000kmごともしくは6ヶ月ごとが適当です。
車検のある大型バイクの場合にはその時にチェックをして、必要に応じて交換していくことになりますが、普段から自分でチェックすることにより、安全性を高めることができます。

ディスクブレーキの確認は特に工具を使うことなく、側面からタイヤを覗き込むことで簡単に判断が可能です。

ポイントとしてはハンドルレバーから伸びている管の先を辿るということで、フロントタイヤの中心につながっているのですぐに分かります。

ブレーキパッドの種類と交換のコツ

ブレーキパッドはだいたい1mm摩耗したときに交換するのがよいとされており、そのくらい摩耗が進むと乗車していてブレーキ反応が悪くなったことを感じます。

ギリギリ限界となるのが2mmの摩耗で、このレベルに達したらできるだけ速やかに交換をすることが望ましいです。

交換用のブレーキパットはバイクショップやホームセンターに行けば簡単に購入できます。

多くのメーカーから販売をされていますが、大きさや形状に違いはありませんので、基本的に選んだ商品に関わらずどのバイクでも使用可能です。

各メーカーごとの大きな違いとなっているのが材質で、どのタイプを使用するかにより、摩耗までの耐久度やブレーキ性能が変化してきます。

ブレーキパッドとして現在最も主流となっているのは「ノンアスベスト材」です。
こちらはノンスチールでアラミド繊維を用いたタイプであり、騒音や摩耗時のダスト発生が少なく、一般走行で最も適していると言えます。

他にも「セミメタリック材」「カーボンメタリック材」「メタリック材」といったものがありますが、これらはそれぞれ長所と短所があるので、自分でカスタマイズをしなければまず一般向けのバイクに搭載されることはありません。