キャンプツーリングの魅力と必要な装備

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バイクと自然を楽しむ非日常

バイクに乗っていると、単なる移動手段としてではなく、愛車と共にどこまでも走り続けたいという欲求が芽生えてくるものです。そんなライダーたちの間で、旅のスタイルとして定着しているのが「キャンプツーリング」です。
ホテルや旅館に宿泊するツーリングとは異なり、自分の好きな場所にテントを張り、焚き火の炎を眺めながら愛車と共に夜を過ごす体験は、何物にも代えがたい魅力があります。
風や気温の変化をダイレクトに感じながら目的地へ向かい、到着後は大自然の中で非日常的な時間を過ごす。この「走る喜び」と「野営の静寂」を同時に満喫できる点が、多くのライダーを惹きつけてやまない最大の理由と言えるでしょう。

積載による走行特性の変化と注意点

しかし、キャンプツーリングはただ荷物を積んで走れば良いという単純なものではありません。キャンプツーリングにおいても「積載」には物理的なリスクと配慮が伴います。
バイクは車と異なり積載スペースが限られており、重いキャンプ道具を無理に積載すると重心位置が変わり、ハンドリングやブレーキ性能が著しく変化します。
特に低速時のふらつきや、カーブでの車体の倒し込みに違和感が生じることが多く、普段通りの運転をしていると思わぬ転倒を招く恐れがあります。
荷崩れによる事故を防ぐための強固な固定技術はもちろん、ご自身の運転技術に見合った荷物量に厳選するなど、安全マージンを十分に確保する意識が不可欠です。

装備選びの基準と安全な運用

装備選びに関しては、マフラーの素材選びでチタンやカーボンを選ぶのと同様に、「軽量」かつ「コンパクト」なものを選ぶことが鉄則です。安価なオートキャンプ用の道具は収納サイズが大きく重量もあるため、バイクへの積載には不向きな場合が少なくありません。
テント、シュラフ、マットなどの基本装備は、収納時のサイズが小さい登山用やバイク専用モデルを選ぶことで、パッキングの負担を大幅に減らすことができます。
また、積載するためのシートバッグやサイドケースも、汎用品ではなく車種ごとの適合を確認し、ぐらつきのない確実な固定ができるものを選びましょう。
まずは必要最低限の装備から始め、徐々に自分のスタイルに合わせて道具を「カスタム」していくことが、長く安全に楽しむためのコツです。キャンプ場によっては道具のレンタルもしていますので、荷物を減らしたい場合は利用してみると良いでしょう。