ホンダPCXの特徴・魅力とは

PCX
画像引用元:https://www.honda.co.jp/PCX/

環境性能とデザイン性に優れた原付二種スクーター「PCX」

Hondaのバイクの最大の強みは小型バイクの機能性ですが、その最先端の技術を盛り込んでいると言ってもよいのが「PCX」という原付二種スクーターです。

初代PCXの発売は2010年で、当時より先進的な外観デザインとアイドリングストップ機能を搭載した最先端のスクーターとして注目を受けていました。

排ガス規制基準にも適合した水冷・単気筒125ccエンジンが搭載されており、コストパフォマンスに優れた日常生活で使いやすいモデルです。

もともと原付二種(125cc)クラスのバイクは、50ccで不足しがちなパワーと、中型~大型バイクでかかってしまう高い維持費の両方の問題点を解決できる便利なサイズとしてニーズがありますので、使用者が最も求める性能をそのまま盛り込んだというところがPCXの特徴と言えます。

PCXの魅力とデザイン面での特徴

PCXで搭載されている機能として、電子制御燃料噴射装置の「PGM-FI」があります。
現在でこそ当然に搭載されるようになっている電子制御によるエンジンルームのコントロールですが、その最新機器をいち早く搭載しました。

さらに一時停止をしたときに自動的にエンジンがストップするアイドリングストップ機能は、125ccクラスではPCXが初めて採用したものです。

これらの2つの機能は燃費性能を飛躍的に高めることにもつながっており、メーカー公式の記録では53km/Lという圧倒的な低燃費を達成しています。

スクーターとしてはサイズが大きい14インチのタイヤ・ホイールをフロント・リア両方のタイヤに採用をしており、走行性能と乗り心地の両方が高まりました。

もう一つ特徴的なのが外観のデザインで、一般的な原付きスクーターとはやや形状が異なるビッグスクーターのような流線型をしています。

リアクッション部分には三段階のバネのあるスプリングがサスペンションとして搭載されているので、平坦な街乗りだけでなく、郊外のツーリングなどより幅広いシーンで快適な走行性があります。

スクーターバイクでは左側レバーを握ることでブレーキがかかるハンドブレーキとなっていますが、PCXではレバーを握ったときに前輪後輪両方にバランスよくブレーキがかかるコンビブレーキが搭載されているので、ブレーキ時の衝撃の少ない安全な制動ができます。

基本的なスペックと構造

ホンダPCX125の基本スペックは、最大出力12ps(9.0kw)/8,500rpm、最大トルク 1.2kgf・m(12N・m)/5,000rpmとなっています。

シリーズとしては2010年初代モデル発売後、2012年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年とそれぞれモデルがあります。

最新の2018年モデルでは4つのカラーリングで展開をするとともにそれぞれの機能で最新の機器が搭載されました。

ここ近年のホンダのバイクで採用されているフロントフェイスのウインカー一体型のヘッドライトも特徴的で、大きく湾曲をしたシャープな見た目をしています。