バイクのサビ落としをするときに準備する物と方法
パーツのほとんどが鉄製のバイクでは、長く乗っているとどうしてもサビが発生しやすくなります。
どれだけ丁寧にメンテナンスをしていてもサビが発生してしまうことはありますので、もしサビを発見したらできるだけ早めに取り除くことが大切です。
サビは一旦発生をしてしまうとそこからみるみるうちに広がってしまうものなので、気がついたらすぐに対処するということが非常に重要です。
バイクの部品でサビやすい箇所として、フロントフォークやリアスプリング、ブレーキディスクやチェーンといったところがあります。
これらの部品に共通しているのは、地面に近く水はねの影響を受けやすい場所であるということと、複雑な形状をしていることから一旦水がたまると自然に落ちてくれないということがあります。
まずサビを予防するための基本的な対策として雨の中を走行した後にはできるだけ早めに水気を切って防水対策をしていくようにしましょう。
それでもサビが発生をした時には専用のメンテナンスキットを使って丁寧に落としていきましょう。
準備するものとしては、スポンジ、ウエス(新聞紙)、タオル、中性洗剤、研磨剤、クレンザーといったものがあります。
サビがひどく進行している場合は徹底的に取り除くためにヤスリを使うこともあります。
その場合は耐水紙やすりの400番や、スポンジヤスリといったものが便利です。
サビを取り除いたあとの仕上げをきれいにするためにメタルコンパウンドを用意しておくのもおすすめです。
軽度なうちは研磨剤などでこするだけでもきれいになりますが、サビが固着をしてしまうと取り除くためにはヤスリなどで物理的にその部分をこそぎ落とさないといけなくなります。
粗いヤスリで雑にこすってしまうと金属部分に引っ掻いたような跡が残ってしまいますので、仕上げを美しくするためにも丁寧に作業をしていくようにしましょう。
手順としてはまずサビが発生しているパーツまわりを中性洗剤を使って丁寧にきれいにしてから、クレンザーで落ちるところまで落としてからヤスリでこすっていきます。
サビ落としではまず粗いヤスリで落としたい部分を取り除いてから、細かいヤスリを使って表面をきれいに仕上げていくようにします。
サビ取りをするときの注意点
サビ取りグッズをホームセンターなどで探すと、剥離剤として販売されているものを見かけます。
剥離剤はサビの部分につけてしばらくおいておくだけできれいに取り除くことができる便利な製品ですが、間違って肌に触れてしまうと大変危険です。
サビ取りグッズは多く販売されていますが、その中には取扱を間違えると危険なケースが多くありますので便利なグッズを使う時には必ず使用上の注意をしっかり確認して換気をしながら行うようにしましょう。