バイクカスタムの楽しみ方とマナー
ライダーにとって楽しみの一つとなるのが愛車のカスタムです。
バイクカスタムというと暴走族のやるような大げさなものを思い浮かべる人もいますが、本来的には性能をより高めるために行うことが目的です。
まずこれからバイクカスタムをしようとする人にお願いしたいのが、周辺の迷惑になるようなカスタムはしないということです。
バイクカスタムの方法によっては安全性を大きく損ね、かつ周辺に迷惑をもたらすようなこともあり得ます。
具体的には「騒音が大きくなるマフラー」や「運転性が悪くなるアップハンドルやロングフォーク」などがあり、軽微なものとして「ナンバー上げ」があります。
これらは道路交通法における「違法改造(不正改造)」となり、警察の取締を受けると「不正改造車ステッカー」を貼られる対象です。
このステッカーを貼られてから15日以内に正常な状態に戻せばよいのですが、勝手にステッカーを剥がしたりして改造を戻さない場合にはナンバープレートや車検証が没収され、かつ最大6ヶ月の車両使用停止処分となります。
50万円以下の罰金刑も課せられることになりますので、不正改造は絶対にしないようにしましょう。
ちなみに不正改造車は、近隣の住民からの通報によって発覚するケースが多く見られます。
初心者にも試してもらいたいカスタムパーツ
正しいルールを踏まえて行うメンテナンスですが、まずおすすめとなるのが電装機器類の改造です。
初心者でも行いやすいのは、ヘッドライトやブレーキランプの交換でしょう。
古いバイクを中古で購入した場合などは、ランプにハロゲンランプが使用されているので光量が少なく、また電球切れということが起こります。
そこでLEDランプへ交換することで半永久的に交換することがなくなり、またライト点灯時の明るさを増すことが可能です。
オリジナリティを出すというときにはハンドルを交換するという方法もあります。
バイクハンドルにはいくつかの形状があり、どういったタイプを使用するかにより乗車中の姿勢も大きく変わってきます。
体格的にどうしても乗りづらいバイクも、ハンドルを交換することでぴったりにカスタマイズすることもできるので、複数のパイプハンドルの中から選んでみることがおすすめです。
ここ近年で流行しているカスタムとして「痛車」があります。
自動車と区別するために「痛バイク」もしくは「痛単車」と言われることもありますが、痛車カスタムは専門業者も出ている程に、かなり有名な方法となっています。
「痛バイク」用に専用ラッピングを製造している業者もあるので、自分が乗りたいバイクにお気に入りのステッカーを貼付してみてください。